こんばんは。ユキです。私のプロフィールにも書きましたが、この記事を書いている現在妊娠26週、すでにスクリーニングで胎児の心疾患が判明しています。
これから経過を書き残していこうと思いますが、その前に発覚までの経過を振り返ってまとめることにしました。
◆◇◆
「赤ちゃんの心音がちょっと気になるので、総合病院でスクリーニング検査を受けて下さい」と最初に言われたのが、妊娠21週のときでした。
そのときは、「別に異常はないかもしれないけど念のためなので心配しないで」と添えられたのもあって、全く心配していませんでした。もともと20週で受ける予定の胎児のスクリーニング検査をまだ受けてなかったのもあって、大げさだな~と思いながらも仕事を休んですぐ受けることにしました。
総合病院の超音波エコーを受けにいくと、産婦人科医とエコー技師の先生ふたりで画面を見ながらあれこれ相談すること30分、私はその間赤くなったり青くなったりする画面を見ててもよく分らないのでうとうとし、半分居眠り状態で終わるのを待っていました。このときも何も考えず能天気に構えていたのですが、終わって別室で医師から告げられた結果は「別の専門機関での再検査」。
先生いわく、
- ふつうは左側をとおる大動脈が右側にあること(右側大動脈弓というそうです)
- 肺動脈が細め
- 動脈管が見えない???
とのことで、図とメモ書きで詳しく説明してくれたのですが、予想もしていなかった怖そうな診断名に動揺しただ聞くことに専念しました。
動脈管が見えないというのもあまり例がなく良く分からないので、小児科が充実している専門機関へ紹介状を書きますと言われ…私は何かの間違いではないか?再検査すれば「何でもなかった」という診断になるのではないか?とできるだけ悪い方へは考えないように、すぐに紹介先の医療センターを予約しました。
予約は幸い二日後にとれ、再び仕事を休んで検査へ。今度は朝一で行って午後までかかるという大がかりな検査になりました。超音波エコーも産婦人科の先生のあと小児科(心臓専門)の先生にもみてもらい。
ようやく検査が終わってさあ結果をきこうと思ったら、「夫婦そろって聞いてほしい」と強く言われこれまた予想外で…自分一人でいいですと言っても「今からご主人に来てもらうか、二人で別の日に聞きに来てほしい」とまで言われ、自分の方が仕事を休みづらいのもあり、結局仕事中の夫に電話して相談し、早退してもらうことになりました。
最寄駅からタクシーで駆けつけてくれた夫とともに、赤ちゃんが「ファロー四徴症」という心臓病であり、生まれてからの手術が必須であること。2割くらいの確率で染色体異常や他の合併症の可能性があること、それを調べるために今後検査入院をすることを聞かされました。
あまりのことにどうしたらいいか分からず、もし堕胎を考えるならもう時間がないことも言われ、今の今まで考えもしなかった選択肢を前に、とにかく帰宅して気持の整理をつけたくてたまりませんでした。それから3日ほどは辛い辛い時間をすごしました。「どうして」「なんで」と泣き、診断名で検索をかけてひたすら記事を読みあさったり、同じ症状のお子さんを持つ方のブログを読んだり。
不安どん底の私を夫が辛抱強く支えてくれたおかげで、診断から約一カ月経った今、こうして赤ちゃんの病気と向き合い記事を書けるようになりました。ブログに残そうと思ったのはやはり同じ思いをしている妊婦さんたちの、少しでも参考になればと思ったからです。
でも時々どうしようもなく不安になるので、ひたすらに編み物をすることで気を紛わせています。おかげでうちの本棚はベビーニットの本が大量に増えました。
これからいよいよ検査入院です。他の異常が見つからないことを祈るばかりです。今後はベビーニットとともに、リアルタイムで報告を載せていきます。