ファロー四徴症*手術を振り返って【後編】〜手術翌日から退院まで〜

前回の続きです。
■術後1日目

ICUでの面会が一日一時間のため、夫の仕事が終わってから一緒に夜の時間帯に行くことにしました。
なるべく遅い時間の方が花ちゃんが麻酔から醒めて起きてるかな?と考えたのもあります。
ICUに着くと花ちゃんはぼーっとして何だかよく分かってない様子。
呼吸のチューブは取れておしゃぶりに変わってました。顔はむくみ、声はさらにガラガラ。というより、うまく声も出せないみたい。唇も乾いてしまってました。

看護師さんから起きたときは力強く泣きましたよ〜(о´∀`о)とお話あって少し安心。
面会時間いっぱい話しかけたり手を触ったりしました。


■術後2日目

土曜日だったので夕方夫と一緒に面会へ。
むくみはおさまってて、おしっこの管も取れ、点滴も減ったのか片腕が自由になっていました(^○^)
片腕で夫の眼鏡を取って遊ぶ花ちゃんでしたが、見かねた看護師さんが抱っこしていいですよ♪と言ってくださり、夫と交代で抱っこしました。

少しぐずったけど最後には笑顔も見せてくれて。まるでいつもの花ちゃんみたいでした。
しかし!元気そうな様子とは裏腹に、今日はミルクを吐いて下痢をしてしまったそうです。
ウイルス性の胃腸炎も疑われているらしく、検査のため採血するとか。
私達夫婦や近縁に症状が出ていないかも聞かれましたがもちろんそんなことはなく。
夫は帰り道「入院のストレスじゃないか?」などと言っていましたが…。

■術後3日目

だんだん自分の状況に不満を募らせて来たようで、面会一時間の最初から最後までずっと泣いていました。゚(゚´Д`゚)゚。
私もずっと、抱っこして揺れ動いていましたが、結局泣きっぱなしの娘を残して帰るしかなく。
明日からICUを出て病棟に移りますが、病棟では看護師さんの手が少ないので心配です。ICUでは一人の患者に二人の看護師がついてくれるけど、病棟は患者2〜3人に看護師一人だからです。きっと、さらに泣くんだろうな…

■術後4日目

病棟に移った花ちゃん、やはりまだウイルス性の胃腸炎を疑われているようで、個室に入っていました。
それ自体は周囲を気にしなくてすむのでよかったのですが。
相変わらず吐いたり下痢をしているらしく、ミルクの量も減らされていました。
そのため空腹が限界のようで、またしても面会中ずーっと泣きっぱなし。
私の顔を見ながら、ぽろぽろ涙をこぼす様子が、「たすけて」と言われているようで…つらかったです。
面会時間は2時間に延びましたが、時間がきたら枯れた声で泣く花ちゃんを置いて帰るしかない。
コロナじゃなければ!最大12時間は一緒にいられたのに、申請すれば夜間も付き添えたかもしれないのに。
この日は家に帰っても、つらい思いをしている娘を思って激しく落ち込んでしまいました。

■術後5日目

この日は母が花ちゃんに会いたがったため母同伴で面会に行きました。
今日も泣いてるかと思いきや、打って変わってなんと笑顔をみせてくれる花ちゃん。ほっとしました。
どうやら今日の担当看護師さんが親身になってくれて、ミルクの量を増やすよう医師に掛け合ってくれたようです。
お腹が満たされる効果は絶大で、なんだか久しぶりに笑顔を見た気がして安堵しました。
ご機嫌な花ちゃんとベッドの上でおもちゃで遊んだり、DVDを見て過ごしました。
■術後6日目〜12日目退院

面会に行くとようやく胃腸炎の心配はなくなったのか個室から四人部屋へ移っていました。
苦しかったであろう鼻のチューブが取れてさらににこにこ!
ガラガラ声でゴニョゴニョとおしゃべりしてくれました🎶

食事制限も明日からなくなるとのこと。日に日に回復を実感です。

術後8日目には酸素カニューラも取れて、顔周りがスッキリしました。さらに授乳もOKをもらい、久しぶりのおっぱいタイム!

10日目でやっと点滴を外してもらい、モニター以外は完全フリーになりました。
病棟内のプレイルームで絵本を読んだりおもちゃで遊んだり。帰るときはやっぱりぐずりますが、さすがにだいぶ慣れてきた様子です。

12日目。待ちに待った退院!!
本当によくがんばったね。

退院後も傷の痛みを感じてる様子もなく、手術する前は苦しそうにハァハァすることが頻繁にあったのに一切なくなりました。なにより元気な様子が嬉しくて嬉しくて。
以前より母乳を欲しがるようになって乳首が痛くなりましたが(^o^;
こまめに搾乳をしなかったせいで母乳量減ってたしね…

保育園の登園がはじまるまで、ステイホームしなから花ちゃんと蜜月の時を過ごそう♡