ファロー四徴症*手術を振り返って【前編】〜手術前日から当日〜

こんにちはユキです。
延期されてしまったファロー四徴症の心内修復術ですが、3月中にキャンセルが枠が出て繰り上がり、無事終わりました。゚(゚´Д`゚)゚。
今はもう退院し生後9ヶ月をむかえ元気元気です!!
遅くなってしまいましたがやっとレポをアップしたいと思います(о´∀`о)

■手術前日〜入院開始〜

手術の前日10時に病棟入りし、花ちゃんは尿検査や血液検査を受けたり点滴のルートをとったり。合間に保護者だけ別室で手術の説明を受けました。


ファロー四徴症の心内修復術の説明は何度か受けてましたが、1月の心カテ検査の結果から具体的に教えてもらいました。
まず心室中隔欠損についてはゴアテックスという布のパッチを当てて塞ぐこと。
肺動脈狭窄は切開して広げる際、弁を人工にするか本人のをそのまま残すか、これは実際見てから決めるそうです。微妙な加減が難しい手術のようで、受けた4〜5人に一人は再手術になるそうですが、花ちゃんの場合はその可能性は低いそうで少し安心しました。
それから手術の合併症の可能性について。まれに血管に空気が入り、それが脳に行くことで脳障害を起こすことがある等、怖いことを色々言われました。
ファロー四徴症が手術できるようになってからまだ40〜50年のためどれほど長生き出来るかも分からない。でもいま現在できる最大の技術で手術をします。とも言われました。

あらためて聞くと不安でしょうがないけど、医師を信じて花ちゃんを託すしか、私に出来ることはありません…。

説明が終わって、針を刺されて泣き顔の花ちゃんと再会。それから看護師と沐浴させて足にマジックで名前を書きました。麻酔科医の説明と、ICU看護師さんの挨拶。
一通り終わって夕方になり…コロナウイルスの影響で付き添いはこれにて終了。
後ろ髪を引かれながら病棟を後にしました。

■手術当日

指定の10時に病棟へ。
いそいそと病室へ行くと、別人のような花ちゃんの姿がありました。…とは若干大げさですけど、相当に泣いたらしくまぶたが大きく腫れて声は枯れてガラガラ。母親の私でさえこんなひどい姿は初めて見ました。胸が痛みました。
ママが来たことで少し喜んでましたが、全身麻酔を控えてるため飲まず食わずのまま待たなくてはなりません。
私が抱っこしてても母乳を欲しがってぐずってしまい…でもどうすることもできず。
しかも不運なことに12時に手術室入りの予定が前の手術が遅れてなかなか呼ばれず、ようやく手術室へ移動した時は13時20分になってました。
おっぱい欲しがっているのにあげられない、今振り返ってもつらい時間でした。

花ちゃんがんばれ!と手術室前で見送り、あとはひたすら家族待合室で待ちました。
夫は仕事で来れなかったため私の両親に一緒にいてもらいました。母が一番そわそわしてましたが。
ようやく終了のお知らせがPHSに来たときは、午後6時をまわっていました。その頃には仕事の終わった夫が駆けつけていたので二人でICUへ。
執刀医から無事終わったこと。輸血をしたこと。これから検査をするので花ちゃんに会えるのはさらに30〜40分後になることを聞きました。

手術が成功した!!!!

これで、一番の心配事がなくなったんだ!

喜びを噛みしめながら執刀医に御礼を言い待合室へ戻りました。

それから40分後、眠ってる花ちゃんに再会。たくさんの管が繋がっていました。
がんばったね!と頭を触りながら何度も声をかけました。


別の執刀医から、肺動脈の弁は人工でなく本人のをそのまま残したことを聞きました。
それから看護師さんからコロナのせいでICUでの面会は一日一時間だと聞きました。短い。
この日はもう寝ているだけだったので帰ることにしました。

長くなりましたので後編に続きます。